第1講義が、波の見方のようなことを書きましたが。(レッグのカウントについて書いた)。

続いては、スパイク&チャンネルの概念について書いてみたいと思います。
この、スパイク&チャンネルについてはアル・ブルックス先生の書籍が詳しいです。

 今回は後ほど解説動画を作ってみようと思っていますが。
まずは概念から書いてみます。

ある強い動き(スパイク)が起きるとそれに続くのは
①勢いが段々と衰えながらもトレンド方向に波をうちトレンドが続く。(スパイク&チャンネル)

②勢いが衰えた時に、継続のフラッグを形成する。(べフラッグorブルフラッグ)

③ツーレッグの普通のプルバックを形成する。(通常の調整)

画像で見たほうが早いと思うので、まずは、スパイク&チャンネル。
スパイク&チャンネル

続いては、ポール・フラッグ・スイング

ポールフラッグスイング

続いて、通常のツーレッグの調整のフォーメーション
プルバック



以上が、ほぼこうなることが多いという例です。相場に絶対はないので、もちろん他のフォーメーションを形成したり、レンジになったり、わけがわからない動き(A字やV字反転なども含めて)もありますが、
ほぼ、きちんと最初のスパイクで、買い方や、売り方が力を見せた場合は、7~8割方、以上にあげた3通りのフォーメーションに分類されます。

今回は、スパイク&チャンネルについて掘り下げようと思います。
まず、このパターンは、スパイクに続いて、少し調整が入った後に、ツーレッグ目が始り、
この時、ツーレッグ目の中身の最初の部分も短いスパイク形状になっていることが多いです。(フラクタル)
その後、価格がうねりだし、チャンネルを形成します。チャンネルが反転した場合は、チャンネルの始りを試しにいくことがセオリーです(海外の常識)。

文章で書くより、実際の画像を見たほうが早いかと思うので、いくつか直近の例を上げたいと思います。
NZDUSDpH4

CHFJPYpH4

CHFJPY1H


GBPUSDH4






24B


上の最後の画像は、スリープッシュですが、意味するところは同じです。
数多くのチャートを見たほうが慣れるので、過去検証してみてください。

一応、通常のプルバックと、ポールフラッグスイング(そのうち講義で書く予定)の例も上げておきます。
下の画像は、通常のプルバックです。

USDJPYWeekly

続いてポール・フラッグ・スイングの例

GBPUSDH426B


という感じです。
今回は、スパイク&チャンネルの概要について書いてみました。
具体的な利用(エントリールール等)は、また別の機会にしたいと思います。


ご精読ありがとうございました。

おまけ、5月26日にスカイプで兄弟子と会話していた時のログです。
「ユーロは日足で見ると、下なんですが、1~4時間だと、スリープッシュからの反転上昇で、チャンネルの始りを試しに行きそうでもあります」
その後の結果が下の画像です。

EURUSDpH4

こういうことを機関投資家はやってます。